休日はディスクドッジの練習に日々励む子どもたち。今回は、そんな練習会の中で見かけた「悔し涙」にまつわるエピソードをお届けします。
私自身が忘れていた“童心”や“悔しさ”を思い出し、胸が熱くなった瞬間でした。
ディスクドッジの練習会には2種類ある
娘が参加しているディスクドッジの練習会には、次の2つのパターンがあります。
-
通常の練習会
-
大会出場(小さなこじんまりしたイベントです)を見据えた選抜練習会
現在行われているのは、後者の大会向け練習会。
この大会では、15名の選手しか出場できないため、普段の練習を通じて総監督が選抜を行っています。
娘は今年から出場資格あり。でも…
今年、娘もようやく出場対象学年になりました。
しかし、学年の上の子どもたちが多く、今回は選手には選ばれていません。
そして、上の学年の中でも、出場できるのはたった15人。
そのため、去年選ばれていた子でも、今年は選手から外されるという現実があります。
選ばれなかった子どもたちの涙
練習会で見かけたある高学年の子は、去年は選手に選ばれていたものの、今年は外れてしまいました。
しかも、自分より学年が下の子が選ばれたのを見て、悔しさがこみ上げ、涙を流していました。
「去年は一度も当たらず逃げ切ったのに…」
そう話す姿に、胸がぎゅっと締めつけられました。
また、普段から真面目に練習に参加していた男の子も、選ばれなかったことに大粒の涙を流していました。
監督は、そんな子どもたち一人ひとりに丁寧に声をかけ、納得できるように説明していました。
私にもあった「選ばれなかった」経験
そんな光景を見て、私自身の小学生時代を思い出しました。
私は自分でいうのもあれなのですが、どちらかと言えば何でも平均以上にこなせるタイプで、選ばれたり表彰されたりすることが多く、「頑張れば報われる」という成功体験を繰り返してきました。
けれど、ある音楽発表会で木琴の担当を希望したとき、選ばれたのは友達で、私は落選しました。
そのときのショックは今でも覚えています。
おそらく、「私は選ばれるはず」という慢心があったのでしょう。選ばれた友達の方が努力していたのだと思います。
子どもたちの悔し涙に思うこと
ディスクドッジで涙を流す子どもたちの姿に、当時の私の気持ちが重なりました。
そして、心からこう思いました。
「その悔しさは、きっといつか君を強くする。」
「悔しい」「負けたくない」「次は選ばれたい」――
そんな気持ちが、努力の原動力になるのだと思います。
常に選ばれていたら経験できない、「挫折から学ぶ力」。
それこそが、人生においてとても大切なことだと、私は今、大人になって思います。
大人になって忘れがちな“悔しさ”の尊さ
私たち大人は、日々の生活の中で悔し涙を流す機会が少なくなります。
だからこそ、子どもたちの一生懸命さや涙が、とてもまぶしく、尊く感じました。
私も、もう一度“がんばる気持ち”を思い出させてもらった気がします。
最後に――娘へ
娘よ、今は選手に選ばれていないけれど、きっとその経験が次につながる。
来年の選抜が今から楽しみだよ!
これからもディスクドッジを通じて、努力すること、悔しさをバネにすることの大切さを、一緒に学んでいこう。
がんばれ、娘!そして、がんばれ、すべての子どもたち!
≪≪最後にお知らせです≫≫
働き方や育児との向き合い方を綴ったエッセー本を出版しました。
皆さんの参考になれば嬉しいです。ぜひご一読ください。
著書『ママ、パートになってくれてありがとう』
※Kindle Unlimited会員の方は無料で読めます。それ以外の方でも電子書籍は250円で読めます。
※Kindle Unlimitedは豊富な本、コミック、雑誌および洋書を読み放題で楽しめるプランで、「初回30日間無料」です。
好きなときに、好きな本を、好きなだけ♪
私も愛用しています。この機会に宜しければお試し下さいませ↓↓