我が家の小学四年生の娘は、今、折り紙で工作することにハマっています。
何かを作り始めると、時間を忘れて夢中になっています。
もちろん、私は普段から生活リズムを大切にしているつもりです。
娘はだいたい夜9時から9時半には寝て、朝6時半頃に起きます。
だからその日も、本来なら「もう寝る時間だよ」と声をかける場面でした。
時計を見ると、すでに夜10時を過ぎています。
翌日は学校です。
更には学校で水泳の授業もあるので、今日はしっかり睡眠を取っておかせたい。
親としては、やはり気になります。
睡眠不足にならないだろうか。
朝きちんと起きられるだろうか。
学校で眠くならないだろうか。
バテないだろうか。
そんなことを考えながらも、
早く寝るといいよ、と言葉だけ残して
私は先に息子の寝かしつけへ。
その日、娘は折り紙の動画を見ながら作品を作っていました。
完成までもう少しだったそうです。
ところが娘は途中で動画を止めてしまったそうです。
「22時過ぎてるし、これ以上続けるとママに早く寝なさいって言われると思ったから」と。
もう作り方が分からなくなってしまった気がして、完成目前だった作品を自ら壊してしまったとのこと。
悔しさのあまり、娘は泣きながら寝室へやって来ました。
私はその姿を見て考えました。
確かに早寝は大切です。
子どもの睡眠は健康に関わります。
でも今、目の前にいる娘は、ただ夜更かしをしたかったわけではありません。
遊びたかったわけでもありません。
好きなことに夢中になっていたのです。
完成させたかったのです。
何かを作り上げる喜びの途中だったのです。
その熱量は、とても尊いものではないか。
だから私は娘に言いました。
「次は、眠たくなるまで、思う存分作っていいよ」と。
娘の表情が少しやわらぎました。
そして娘は、
「明日は6時10分に起こして」
と言いました。
そして、
「朝、もう一回作って完成させてから学校へ行く」
とも言いました。
その言葉を聞いて、私は少しホッとしました。
失敗しても、もう一度やりたい。
悔しいから挑戦したい。
その気持ちは、勉強でもスポーツでもなく、今回折り紙から育っているのです。
親はつい、規則正しい生活や正しい選択を教えたくなります。
もちろん、それも大切です。
けれど、子どもが何かに夢中になる力も同じくらい大切なのではないかと思っています。
毎日夜更かししていいとは思いません。
睡眠は大事です。
だからこそ、普段は早く寝ます。
でも人生には、たまに、
「今日はもう少し続けてもいいよ」
と言いたくなる夜もあります。
親が守るべきものは、生活習慣だけではありません。
子どもの中に芽生えた「好き」という気持ちもまた、守る価値のあるものだと思います。
見守り、尊重する。
バランスが難しいことですがまず実践してみようと思います。
ちなみに、娘は翌日、6時10分の目覚ましで起き、YouTubeで作り方を見ながら、無事折り紙を完成させました。
とても満足した表情で登校し、元気に楽しく学校でも過ごせたそうです。
さいごに
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