愛おしい日々
最近、年長の息子の「ママ大好き」が止まらない。
今までもすごく、ママが大好きな子ではあったが、最近ますますママ大好きっぷりを発揮している。
「ママはいつ死んじゃうの?僕はママが死んじゃうなら、その場所までいってボクも一緒に骨になる!」
「死ぬまでずーっと一緒にいようね、ずっと一緒だよ」
「ママの隣で寝るの嫌!ママにくっついて寝たいの!」
どう返事をすればいいのだろう笑。
そして、いつまでこんなふうに言ってくれるんだろう。
ママより先に、ママと同じに“骨”にならないでね。
毎晩ママの体を枕にして乗っかかってくるし、夜中に少し距離を置いて寝ようとすると、いつの間にかママを探しにきて、ママの体を枕にして乗っかかってくる、、、そんな寝返りが打てない毎夜も、きっといつか懐かしく思い出す日が来るのだろう。
姉の成長 ― 「悔しい」の感情を見せた日
一方で、小学生の娘。
のんびり屋で、目立つことが、とにかく嫌な子。
先生からは「この子の笑顔がクラスをほんわかと、和ませています」などと言われるような、穏やかな子。
でも先日、運動会の練習のことで涙を見せた。
4人で走る短距離走の練習。最初は男の子に負けて2位、次は1位が2回。
ところが最後の練習で女の子に抜かれて2位になったそうだ。
「まあ、順位よりも頑張ることが大事よ」と声をかけたら、
ぽろぽろと涙がこぼれていた。
「1位になれなくて、悔しいの」
同性の子に負けたこと。最後の練習だったこと。
いろんな気持ちが混ざっての“悔し涙”だったんだろう。
そんな強い気持ちを持っていたことに、私は少し驚き、そして嬉しかった。
負けても平気そうで、勝負事が嫌いそうな子だと思ってきたが、娘にも「悔しい」の感情が芽生えていることが私にはとても嬉しかった。
勝ち負けの結果よりも、足の速い遅いよりも、その心の動きに、わが子の成長を感じている。
今、この瞬間を抱きしめて
息子の「ママ大好き」と、娘の「悔しい」――
どちらも、今しか見られない成長のかけら。
毎日が忙しく過ぎていく中で、
こんな瞬間をちゃんと覚えておきたい。
甘えも、悔しさも、成長の証。
親としてできるのは、ただその気持ちをまるごと受け止めてあげることだけなんだと思う。
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