先日のブログでは、我が家で飼っている12匹のかぶとむしの幼虫のうち、一匹が蛹(さなぎ)になったものの、蛹室をうまく作れなかった状態だったので、トイレットペーパーの芯を使って人工蛹室を作ってあげた話を書きました。
今回はその続編です。
半月ほど経つと、薄い茶色だった体は少しずつ濃い茶色へと変化していきました。
「もうすぐ羽化するのかな」と、毎日親子で虫かごをのぞくのが日課になっていました。
そして7月頭。
いつものように朝起床後、観察していた小1の息子が、大きな声で叫びました。
「ママー!見て!羽化してる!」
急いでのぞき込むと、人工蛹室の中で羽が真っ白になったかぶとむしの姿が。
黒い立派な角と真っ白な羽のコントラストは、とても神秘的で、生命のパワーを感じました。
「すごい…。」
思わず見入ってしまいました。
その日は、ドキドキした気持ちのまま息子は学校へ、私は仕事へ。
帰宅して真っ先に虫かごをのぞくと、朝は真っ白だった羽はすっかり黒くなり、見慣れた立派なかぶとむしの姿になっていました。
しかも、人工蛹室から自分の力で抜け出し、土の中からはい上がっていた姿に、思わず感動。
少し小柄ではありましたが、立派な成虫です。
その成虫のみならず、他の幼虫たちも次々と羽化し、土の上へ成虫が顔を出してきました。
これまでの夏、我が家は子どもたちと雑木林へ何度も出向き、かぶとむしを捕まえる楽しさを味わってきました。
でも今回は、幼虫から蛹、そして成虫になるまでの命の変化をすぐそばで見守ることができました。
土の中で何が起きているのかを日々観察し、本やYouTubeで調べながら試行錯誤し、親子で一緒に育ててきたからこそ、この感動は何倍にも大きかったように思います。
本来なら雑木林で成虫になっていたかぶとむしたち。
その命を我が家で預かり、元気に育ってくれるよう願いながら過ごした時間は、親子にとって本当にかけがえのない経験になりました。
もちろん、飼育は楽なことばかりではありません。
幼虫は驚くほどたくさんフンをしますし、土の交換もひと苦労。
乾燥しないように土を湿らせたり、蛹室を作れない子には今回のように人工蛹室を用意したり。
分からないことがあるたびに本やYouTubeで調べ、「これで本当に合っているのかな」と不安になることも何度もありました。
命を預かり、命を育てることは決して簡単ではありません。
家は土で汚れますし、コバエが発生することもあります。
土やゼリーなどの飼育用品も意外とお金がかかります。
それでも、その苦労を吹き飛ばしてしまうほどの感動を、子どもたちも私自身もたくさんもらいました。
今年の夏は、捕まえたかぶとむしではなく、幼虫から育てたかぶとむしたちと一緒に過ごせます。
毎日観察しながら、このひと夏だけの大切な時間を、親子で思い切り楽しみたいと思います。
さいごに
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