前回のブログでは、幼虫から育てたかぶとむしが無事に羽化したお話を書きました。
でも、大好きなのはかぶとむしだけではありません。
我が家の子どもたちは、生き物全般に興味津々です。
散歩へ出かければ、何か昆虫を見つける度に足を止め、
「これ何だろう?」
とGoogleレンズで調べるのが、すっかり親子の楽しみになっています。
そんなある日、池にかかった小さな橋を歩いていると、橋の下に数匹のザリガニを見つけました。
小さいながらも立派なハサミを持つ姿に、子どもたちは大興奮。
「捕まえたい!」
その一言から、我が家の"ザリガニ大作戦"が始まりました。
橋から水面までは約2メートル。橋の下へ降りることもできず、手では到底届きません。
翌朝、早速伸縮式の虫取り網と飼育ケースを買いに行きました。
そして、それでも届かなかったときのためにと、家庭菜園用の支柱とガムテープまで持参しました。
早速現地へ出向くと、伸縮式の虫取り網でも届かず。念のため持参した支柱とガムテープが役に立ち、虫取り網につなげ、全長約3メートルの即席ロング虫取り網が完成。
「これなら捕れそう!」
そう思ったものの…。
ザリガニは想像以上の俊敏さでした。
網を近づけると、一瞬で逃げてしまいます。
「こんなに速いんだ!」
一番驚いたのは私でした。
すると散歩中のおじいさんが声をかけてくれました。
「お!何がいるかな?ザリガニか〜。頑張ってね〜」
そう声をかけてもらい頑張り続けるも、ザリガニの動きに全くついていけず。
すると先程声をかけてくれたおじいさんがまた寄ってくれて、
「ザリガニは逃げ足が速いし難しいぞ。前ではなく、後ろへ逃げるから、後ろから捕まえるといいぞ」
そうアドバイスをいただきました。
なるほど!
たしかによく見ると、本当に後ろ向きに勢いよく逃げていきます。
そのアドバイスを元に何度かチャレンジしましたが、なかなか相手も必死で捕まえられず、次の予定もあったので泣く泣く撤退することに。
息子は悔しそうな表情。
捕まえられると思ったのに叶わず、プリプリ怒っていました。
帰宅しその出来事を夫に話すと、
「子どもの頃は、魚肉ソーセージをタコ糸で結んで垂らして捕まえたよ。」
と教えてくれました。
なるほど。
次は"餌でおびき寄せる作戦"です。
予定があれこれ終わり、その日の夕方に、再チャレンジすることにしました。
とは言っても雨が降っていたので正直出かけるのは少し億劫でした。
それでも、「ザリガニを捕まえたい!」という子どもたちの気持ちを大切にしたくて、今度は家族4人で再び池へ向かいました。
今回の役割分担は完璧です。
夫は傘担当。
娘は虫取り網担当。
息子は魚肉ソーセージを付けたタコ糸担当。
私はカメラ担当です。
いよいよ第二ラウンド開始。
息子が魚肉ソーセージを池へ垂らすと…
驚くことに、ザリガニがすぐ近寄ってきました。
そして、夢中で食べ始めたのです。
「すごい!」
感動した息子は、思わずソーセージを持ち上げてしまいました。
するとザリガニは驚いて、逃げてしまいました。
「そうだった!」
もう一度家族で作戦会議。
餌を食べていてもそのままじっと食べさせておくこと。
餌を食べている間に、後ろからそっと網を近づけてすくう。
これが成功への鍵だと再確認し合いました。
娘には長い虫取り網の操作が少し難しかったようで、今度は私が網を担当しました。
息子が再び魚肉ソーセージを垂らすと、慎重だったザリガニがまた近づいてきます。
再び夢中で食べ始めるザリガニ。
私はそっと網をザリガニのお尻側から、水底近くまで静かに近づけました。
「今だ!」
一気に網を動かします。
逃げ足の速いザリガニ。
果たして…。
娘が叫びました。
「ママ!網に入ってる!」
恐る恐る、支柱が虫取り網から外れないよう慎重に網を持ち上げると…
確かにいました。
ザリガニです!
「やったー!」
子どもたちは大歓声。
買ったばかりのケースへザリガニを移し、魚肉ソーセージも一緒に入れて家へ持ち帰りました。
飼育方法を調べてみると、意外にもエアーポンプは必須ではなく、水深は5センチほどあれば十分。
酸素が少なくなると、自分で水面へ上がって呼吸をするそうです。
定期的な水換えは必要ですが、思っていたより育てやすい生き物だと分かり、一安心。
こうして我が家には、かぶとむしに続いてザリガニという新しい仲間が加わりました。
この夏は、かぶとむしとザリガニのお世話をしながら、子どもたちと一緒にたくさん観察を楽しみたいと思います。
子どもに寄り添うことは、時間も体力も、そしてエネルギーも必要です。
思うようにいかないこともたくさんあります。
子供が不機嫌になった後のケアも地味にとても大変。
正直、大変なことのほうが多いかも。
よほどゲームをやらせたりYouTubeを見せていたほうが部屋も汚れず親の負荷も少ないように思います。私も疲れたときはそうしています。全くダメとは思っていません。
でも、やはり、ゲームやYouTubeでは得られない何倍も大きな感動、感激がそれらの体験にはあるように思います。
子どもたちの目が輝く瞬間。
家族で作戦を考え、協力し、成功したときの喜び。
そして親である私自身も、童心に帰って夢中になれること。
こんな時間を一緒に過ごせるのは、きっと今だけ。
だからこそ、大変さも含めて、この「今」を思い切り楽しみたい。
そんなことを改めて感じた、我が家のザリガニ大作戦でした。
さいごに
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