かぶとむしママの「育児×仕事×お金」

いろんな働き方・生き方があって良い♪

子どもの「もっとゆっくりしたいな」の言葉を踏まえて

保育園のお迎えに行くと、我が子のクラスの子どもたちを中心に、他のクラスの子ども達も私に近寄ってきてくれて、色々な話をしてくれます。

その時、ある子どもが話してくれたことについて、今日は書こうと思います。

「○○君(我が子のこと)は、何か習い事してるの?」とAちゃんが話しかけてくれました。我が子というよりも、私に。

「うん、習い事してるよ。●●だよ」と私が伝えると、Aちゃんは、

「私はね、クラスが1つ上がったからね、お休みの日に、××と△△を始めるんだよ」とお話してくれました。

「素敵だね!楽しそうだね!××と△△が好きなの?」と聞くと、

「・・・うん、まあね」と少し曇り顔になりました。

「でもさ、Aちゃんは××とか△△が上手にできそうな気がするよ」と伝えました。

Aちゃんは、いつも元気いっぱいで、明るくて、××とか△△が得意そうだなと感じたので、正直な気持ちを伝えました。

すると、Aちゃんは、こう答えたのです。

「うん、でもね、わたしはね、もっとゆっくりしたいな」って。

なるほど。

うん、なるほど、と思ってしまい、「そうなんだね」としか返事できませんでした。

そりゃそうですよね。

平日の保育園での生活は、遊びが多いとは言え、決められた時間に、決められたことをこなすことが多いでしょうし、疲れると思います。

大きくなったとは言え、まだ、お母さんのお腹から出てきて数年の子ども達。

大人でも、休日はゆっくりしたいと思うのに、ましてやまだ幼い子ども達は、休日くらいゆっくりのんびりしたいだろうなと。自分のペースで、好きなことを好きなだけしたいだろうなと。

でも、親側の気持ちももちろん分かります。

Aちゃんの個性を知っているからこそ、保育園生活では得られない体験をさせてあげたい。でも平日は仕事で忙しく習い事に連れて行くゆとり時間はない。ならば休日に連れて行ってあげよう。『Aちゃんのために』

さて、どちらが正解なのでしょうか。

休日に、Aちゃんに合いそうな習い事をさせた方が正解なのか、はたまた、Aちゃんの望みに合わせて、習い事をさせず(あるいは習い事をしぼり)、ゆっくりのんびりさせてあげるのが正解なのか。

きっと、その正解は将来にならないと分からない、あるいはずっと分からないままかもしれません。

どちらかの選択をすれば、もう片方の選択で得られたはずのことを失う。失ったことと得たことのどちらがどうか、と後に検証することも難しい。だから親は悩むのですよね。

私がその時考えたことは、以下の通りです。

○Aちゃんの得意そうな=好きそうな=本人も意欲的な、習い事をまず1つから始めてみる。2つの習い事をするよりも、ゆったりのんびりする時間は相対的に確保できる。そこでAちゃんが満たされるかを観察する。

それでも、Aちゃんはもっとゆったりのんびりしたいと言ったら(もっとのんびりしたいだろうなと伝わって来た場合)どうするか。

○しばらく習い事をさせない選択をする。たまにAちゃんに、習い事始めてみる?と聞きながら開始時期を探る。

それでも、やはりAちゃんには今のうちから習い事をさせたいという強い思いが親側にあった場合どうするか。(あるいはきょうだいの事情で、たとえばAちゃんの兄・姉がその習い事を始めることにより、Aちゃんも同時に習わせた方が有り難いなどの他の事情もありますよね。その場合どうするか。)

○平日に習い事をシフトさせて、休日は習い事を入れないようにする。

ここで発生するのは、平日に習い事をシフトさせることによる親側の負担です。

平日には仕事がある。忙しい。どうするか。

するとここで、親側の働き方を見直す、という道もありだと思います。

無理に詰め込むことも確かにできるでしょう。やりくりすれば、できなくはないかもしれません。しかしそれでは親側の心身がすり減り、良いことは無いと思います。「子どものため」を思うことも大事ですが、何より親である「自分自身」を大切に労ってあげることが大事だと思うからです。自己犠牲の上に成り立っているものは、いずれ、「Aちゃんのために、ママはこんなにしてあげたのに」という恩着せがましさがAちゃんに自然と伝わりAちゃんをも苦しめてしまう気がします

平日の習い事をさせてあげるために、どれくらいの時間が必要なのかを逆算し、その時間を確保できる働き方ができないかを探る、と言うことが必要かなと考えます。

転職の勧めをするわけでも、正社員からパートや専業主婦へのキャリアチェンジの勧めでもありません。今の仕事が楽しければ、今の雇用形態が自分に合っていると感じるならば、それを続けながら、働く時間を短縮できないかを探るのです。

様々な選択肢が私たちの前にはあります。その中で、何を優先し、何を選択するのか。

難しいですが、それをひとつずつ見える化、クリアにさせていき、考えたことを決断し、実行していく。それが大切かなと感じます。

最後に。働き方についての私の向き合い方などを記述したエッセー本を出版しました。皆さんの参考になれば嬉しいです。よろしければご一読くださいませ。
著書『ママ、パートになってくれてありがとう』

 

 

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