年長の息子が、今月末にいよいよ卒園を迎えます。
小学三年生の長女も、同じ保育園に通っていました。
わが家は、気づけば合計8年間、この園にお世話になったことになります。
この8年の間に、私の働き方は大きく変わりました。
正社員総合職から、異業種のパートタイマーへ。
そして、息子が生まれて間もなく始まったコロナ禍。
おうち時間が増え、保育園生活もマスク越しの日々になりました。
夜なかなか寝付かず困ったこと。
イヤイヤ期に振り回され、「どうしてこんなに大変なの」と途方に暮れたこと。
けれど不思議なもので、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもの。
今振り返ると、あの頃の大変さは輪郭がぼやけ、思い出の一部になっています。
それよりも何よりも、強く思い出されるのは——
先生方の笑顔です。
いつも、いつも、変わらず。
子どもにも、保護者にも、同じように向けられるあの笑顔。
朝、送りに行けば、明るい声で
「いってらっしゃい!」
夕方、迎えに行けば、やわらかく
「おかえりなさい。」
その一言に、どれだけ救われてきたことでしょう。
送迎は、夫と分担しながら続けてきました。
家からの距離はそれほど遠くありません。歩いても、自転車でも行ける距離です。
それでも毎日となると、正直、億劫になることもありました。
「バスで送ってくれたらいいのに」
何度思ったかわかりません。
けれど園に着き、子どもたちの声を聞き、先生方の笑顔を見ると、そんな気持ちはすっと消えていきます。
今日もここで、思いきり遊んだのだろう。
安心して過ごせる居場所があるのだと、胸があたたかくなりました。
お迎えの時間には、担任の先生がよく声をかけてくれました。
「今日、○○くんはお友達と、こんな遊びをしていましたよ」
「○○ができるようになってきましたよ」
ほんの数分の立ち話。
けれど、その時間は、私にとってかけがえのないものでした。
子どもの一日を、誰かがちゃんと見てくれている。
それを言葉にして届けてくれる。
その積み重ねが、働きながら子育てを続ける私の支えになっていたのだと思います。
そんな日常も、あと数日。
息子はもう、小学校に気持ちが向いています。
保育園でも、小学校見学に連れて行ってもらい、スムーズに移行できるよう、先生方がさまざまな工夫をしてくださってきました。
きっと、寂しさを感じているのは、子どもよりも大人のほうかもしれません。
あと数日。
一回一回の「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を、心に刻みながら。
この送迎時間を、最後まで味わい尽くしたいと思います。
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