正社員からパートタイムへ。これはキャリアを捨てたのか?
私は数年前、正社員・総合職からパートタイム勤務へとキャリアチェンジしました。
すると、「子どものためにキャリアを捨てたんですね」といったニュアンスの反応をいただくことがあります。
しかし、私自身はそのように考えてはいません。
これはキャリアを捨てたのではなく、“キャリアの舵を自分で切った”のだと言えます。
子どものため、そして“自分のため”に選んだ働き方
キャリアチェンジの背景には、子育てがあります。
でもそれは、単に「子どものために我慢した」という意味ではありません。
私は、「子どものために、そして何より自分自身のために」この道を選びました。
今は、仕事の比重を一時的に軽くし、家族や自分の人生にしっかりと向き合う期間だと捉えています。
また、将来的に再び仕事の比重を高めたくなった時に備えて、力を蓄えるフェーズでもあると位置付けています。
パート勤務期間は「キャリアの準備期間」
私が考える今の働き方の意味は、以下の4つです:
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子どものための時間
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自分自身の心と体を整える時間
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親孝行や家族との絆を深める時間
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将来のキャリアアップに備える時間
一見すると「時給制の限られた働き方」ですが、私はこの中でも自分の市場価値を高めることを意識して行動しています。
「パート社員だから」と自分に制限をかけない
会社側は、社員がどの雇用形態であっても、成長しようとする姿勢を歓迎してくれます。
「パートだからここまで」と、自分に限界を設ける必要はありません。
私は、限られた週3日・1日5〜6時間の勤務の中でも、積極的に難易度の高い業務にチャレンジし、スキルアップを目指しています。
実務経験豊富な先輩から学べる環境に感謝
私の職場には、豊富な経験を持ち、対応力にも優れた先輩方がいます。
日々の仕事の中で、その姿勢や考え方から学べることは非常に多く、“今”を成長の機会に変えていく意識が高まります。
キャリアは捨てるものではなく、選び直すもの
私は「キャリアを捨てた」とは思っていません。
人生全体で見たとき、キャリアをどう積み重ねていくかを、自分の意思で選び直しただけです。
子育て中だからこそできる働き方、
今だからこそ得られる気づきや学び、
そのすべてが、未来のキャリアや人生を豊かにする要素になると信じています。
≪≪最後に≫≫
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